まず第1回目は、カメラの扱い方からご説明します。カメラの買い方・選び方については省略させていただきます。
本来ならば、初めて手にする一眼レフカメラはマニュアルカメラが望ましいのですが(露出の概念などが身に付きやすい)、今連載はそうではない方を念頭において書かせていただきます。
あなたが新品のデジタル一眼レフカメラのレンズキット(標準ズームがセットになった製品)を購入したとします。
カメラ店から帰宅して、さっそく箱を開けます。少々興奮気味でしょう。
箱からは、カメラそのものの『カメラボディ』、写真の要である『レンズ』、そのレンズを保護するための『レンズケース』、同じくレンズを保護するための『レンズキャップ』、カメラを肩にかけるための『ストラップ』、カメラを動かすための『バッテリ』、そのバッテリを充電するための『バッテリチャージャ』、PCと接続するための『USBケーブル』、画像を記録するための『メモリカード』、そして取扱説明書などが出てくるでしょう。
さて、これら同梱物を確認したら、まずバッテリを充電します。数時間で満充電になるはずです。
充電が済んだら、バッテリとメモリカードをカメラに装着して、液晶画面のメニューを開きます。取扱説明書に従いながら、各種設定をします。設定の内容はカメラ、メーカによって違うので詳細は省略します。
このとき、画質の設定は、できるだけフラットな特性にしましょう。後処理を考えればフラットにするべき、といわれています。
各種設定が済みましたら、レンズを取り出し、リアキャップを外して、ボディキャップも外し、なるべく短い時間でカメラを下に向けて装着します。これはホコリを入れにくくするためです。デジタル一眼レフカメラは、銀塩(フィルム)一眼レフカメラに比べて、ゴミに弱いのです。ゴミが入ると、撮影した画像に影響が及ぶことがあり、その画像はとても汚いものなのです。
とはいっても最近はローパスフィルタという部品を振動させるなどして、ゴミをふるい落とす機能が付いているカメラも多く、そういったカメラであれば、あまり神経質になることはないでしょう。
そうしましたら、今度はレンズキャップを外して、ファインダを覗いてみましょう。このときボディやレンズにあるフォーカススイッチを、『M(マニュアル・フォーカス/MF)』ではなく、『A(オート・フォーカス/AF)』位置にしましょう。これでオートフォーカス撮影ができるのです。たいていのデジタル一眼レフカメラはファインダが見にくい(安い)ため、マニュアルフォーカスはあまり現実的ではありません(ある程度慣れている人なら別ですが)。
キーでフォーカスエリアを選んだら、シャッタボタンを軽く押してみましょう(これを『半押し』と呼びます)。これでセンサが検出している被写体にフォーカス(ピント)が合います。もしフォーカスが行ったりきたりする場合は、そのセンサが苦手な被写体なので、被写体を少し変えてみてください。実際の現場でも、AFセンサがフォーカスを検出できないことがありますので、注意してください。クロスタイプのセンサは比較的フォーカスが合いやすくなっていますが、センサの全てがクロスとは限りません。
さて、フォーカスが合ったところで……、なにか違和感を感じませんか? フォーカスは合ってるはずなのに、なんかぼやけている……。ぼやけて見えなければ、次は飛ばして構いません。
像がぼやけるときは、視度を調節してください。昔は視度に合った補正レンズを別途購入していたものですが、今のカメラは大丈夫です。極端な場合でない限り、きちんと補正できます。カメラによって違いますが、ファインダ横のダイヤルなどで調節できます。一番はっきり見えるところが最適値です。
調節が済んだら、セッティング完了! 撮影に入れます。
(注:後日Mさんから以下の内容をご指摘いただきました。
・最初のメニュー設定は、レンズを装着してからやるべき。レンズが装着されていないと、開かないメニューがあったり、表示が変わっていたりする。
・レンズを装着する場合には、ホコリや風が少ない屋内でするべき。
・視度調節は、両目を開いてファインダー+外景をそれぞれ両目で見て、両方にピントが合うように調整する。
本文内容は改訂しておりませんので、こちらもご参考ください。
ご指摘いただいたMさん、ありがとうございました)


